教習所情報

AT(オートマ)車とは



AT(オートマ)とはオートマチック車のことで、クラッチのない自動変速機付きの自動車のことを言います。AT車は、MT車(マニュアルミッション)と違って、シフトチェンジやクラッチの操作が不要となるため、エンストが起こりにくく、操作も簡単という特徴があります。運転免許にはAT車の運転に限定した「オートマチック(AT)限定免許」があり、教習時間もMT車に比べて短くなっています。また第一種普通免許だけでなく第二種普通免許にもAT限定があります(大型自動車や特殊自動車によってはAT限定がない場合もあります)。

AT車の問題から発生したAT限定免許

AT車の問題から発生したAT限定免許

AT車が普及し始めた当時は、運転手がアクセルとブレーキを踏み間違えたり、急発進して事故を起こしたり、という事例が多発していました。そこでAT車の教習も必要ではないかという議論が沸き起こり、社会問題にもなりました。AT限定免許は、こうした背景から誕生したのですが、今日では新車の販売台数の95パーセント以上がAT車で、街を走る車のほとんどがAT車になったため、AT限定免許の取得者も、免許取得者全体の過半数を占めるようになりました。

MT車との教習の違い

普通車MTの技能教習時間は32時限ですが、普通車ATは29時限です。3時限短い教習で済むのはAT限定免許のメリットと言えます。AT車しか運転しないのであれば、AT限定免許を取得するのが近道です。

検定内容の違い

MT車の教習には坂道発進があり、修了検定では難関の課題となっています。しかし、AT車は、坂道も通常の道と同じ感覚で停車と、発進ができることから、課題としての坂道発進はありません。また、MT車のようにエンストすることもないので、検定ではエンストによる減点もなく、踏切や一旦停止で失敗することもありません。加減速もシフトチェンジなので焦ることはないでしょう。このように、検定の際の操作はもちろん、心理的な負担もAT車の方が軽いと言われています。しかし、安全運転、安全確認の厳しさはMT車と同じですので、十分注意しましょう。

合格率はどうか

MT車での教習は、規定の教習時間をオーバーするケースが多く、検定の合格率もAT限定よりもMT車の方が低いというデータがあります。簡単に免許を取るなら、AT限定免許の方が有利でしょう。

AT限定解除の方法

「AT限定免許を取得したけど、MT車を運転したくなった。MT車の運転免許が欲しい」という場合は、AT限定解除という方法があります。これは自動車教習所で、最低教習3時限と卒業検定でAT限定を解除できる、というものです。しかし、ATの軽自動車の運転に慣れてしまった人には、大きなMT車での教習は、かえって難しい教習かもしれません。また、AT限定ではない二種免許など、上位の免許を取得した場合もAT限定が解除されます。