教習所情報

教本とは



自動車教習所の教本には、学科教習用の学科教本と技能教習用の運転教本があります。自動車教習所の教本は、学校の教科書における教科書検定(内容が適切かどうかを判断する検定)のような制度がないため、自動車教習所は基本的にどのような教本を使っても良いとされています。

全国7割のシェアを持つトヨタ名古屋教育センターの教本

全国7割のシェアを持つトヨタ名古屋教育センターの教本

全国的に使用されている教本として、中部日本自動車学校トヨタ系の自動車学校)傘下の出版社であるトヨタ名古屋教育センターが出版する教本があり、全国で約7割(1,200校超)の自動車教習所で採用されています。同センターでは、普通自動車第一種・第二種、普通自動二輪車、大型自動車など様々な教本を発行している他、英語版や中国語版、教官用の教本なども出版しています。また、同社は「インターネット学科学習システム満点様」という、独自の学習システムも提供しています。他の教本の出版社としては、平尾出版、コヤマ交通教育サービスなどがあります。

学科教本も技能教本も大切

学科教本は、学科教習のテキストとして使用し、学科試験対策においても重要なので、しっかりと読む人が多いのは当然です。一方、技能教習では、運転教本を使わずに指導する教官が多いようで、受講する人も運転教本をおろそかにしている傾向にあります。しかし、運転初心者にとって、車の運転のイメージをしっかりと持つことはとても大切です。技能教本はしっかりと運転のポイントを押さえて、初心者にも分かりやすく解説しているので、技能教習の前後にきちんと読んでおくと、課題をクリアしやすくなるでしょう。追加の教習を受けなくて済むようになるので、運転教本もしっかり活用しましょう。

安全関係の教本は決まっている

第2段階で使われる「安全運転の知識」と「応急救護処置」は、全日本指定自動車教習所協会連合会が発行するものを使う、と定められており民間の出版社が自由に発行することはできません。

参考書もある

自動車教習所で使用される教本以外にも、技能や学科をマスターするポイントをまとめた参考書のような書籍が、民間の出版社からたくさん発売されています。自動車教習所から支給される教本では理解できない人や、満足できない人、さらに免許の再取得や二種免許を試験場で「一発試験」の合格を狙う人には、助けになる本です。自動車教習所に通っている人は、自動車教習所から支給される教本でしっかりと勉強することから始めるのが基本です。自動車教習所の教本は、自動車教習所の現場の知識に基づいて作成されているので、決して幅広く手を出す必要はありません。