教習所情報

運転免許取得者認定教育とは



多くの時間を費やし運転免許を取得しても、長期間運転をしていないドライバーは、本来守るべき交通ルールや正確な運転操作などを忘れがちになります。この現状を考慮し、運転免許取得者認定教育制度が法令化しました。ここではその制度について説明します。

運転免許取得者認定教育の受講について

運転免許取得者認定教育の受講について

運転免許取得者認定教育は、公安委員会が認定する指定自動車教習所など民間の運転者教育機関で受講することができます。自動車教習所が行なっている運転免許取得者認定教育の中で、公安委員会が認定する教育課程について簡単に説明します。

運転免許取得者認定教育の対象者

交通規則や正確な運転操作法を再確認することで交通事故を極力減らすために運転免許取得者認定教育が存在します。教育の対象となる主なドライバーは、免許取得者で運転経験に乏しく、運転に不安を覚えているペーパードライバーや、運転を生業とするプロドライバー、自動二輪車を運転しているライダーなどが対象となります。その他にも免許取得後、加齢による身体能力、記憶力、反射神経、判断能力などに変化がみられる70歳以上の高齢者ドライバーも、運転免許取得者認定教育の対象者となります。

運転免許取得者認定教育の教育課程

多くのドライバーを対象とする運転免許取得者認定教育の教育課程は、以下になります。

ペーパードライバー教育課程(1号課程)
大型自動車・中型自動車・普通自動車・自動二輪車・原動機付自転車等の免許を取得しているペーパードライバーの教育を目的とした講習を行ないます。
二輪車教育課程(2号課程)
自動二輪車の交通事故を防止するため、自動二輪車の運転について必要な技能及び知識、及び安全運転に必要な能力の維持向上を図るための講習を行ないます。
高齢者講習同等教育課程(3号課程)
高齢者ドライバーの身体機能の状況や、自動車等の運転に必要な適性検査等を行なう講習です。高齢者の免許更新時に受講が必要な高齢者講習と同等の課程とみなされるので、更新時には高齢者講習が免除(受講から6ヵ月以内)されます。
高齢運転者教育課程(4号課程)
高齢者講習同等教育課程と同じく70歳以上の高齢者を対象とする教育ですが、高齢者講習同等教育課程よりも講習時間が短く、免許更新時の高齢者講習も免除されません。
特殊環境教育課程(5号課程)
積雪量の多い地域など、特殊な気候、地形の地域に合わせた安全教育、及び技能を習得するための教育です。
更新時講習同等教育課程(6号課程)
70歳以下のドライバーを対象に行なわれる講習で、免許更新時の更新時講習が免除(受講から6ヵ月以内)されます。
大型自動車二輪車等の二人乗り運転に関する課程(7号課程)
大型自動二輪車、普通自動二輪車のライダーを対象に、二人乗りに関する完全教育、及び交通事故防止を図るための講習を行ないます
運転技能・知識習熟課程(8号課程)
企業などに勤めるプロドライバーを対象に、さらなる安全運転のための技能、知識の向上を目指す講習を行ないます。

運転免許取得者教育助成事業とは

昨今では、少子高齢化により高齢者ドライバーが増加し、それに伴って高齢者による事故件数が増加しています。そこで、高齢者の方のために、各地域や市町村で運転免許取得者教育助成事業を行なっているところもあります。事業の中には、運転免許取得者認定教育を受ける際の受講料の半額を助成金として負担してくれる制度もあります。もし、運転免許取得者認定教育を受けたい場合は、事前にお住まいの行政窓口に確認すると良いでしょう。