教習所情報

高齢者への運転免許取得者認定教育



70歳以上の高齢者とされる免許取得者が対象となる講習には、主に3種類あります。ひとつは、高齢者講習で、免許更新時の年齢が70歳以上の方に義務付けられている講習です。残る2つの講習は、公安委員会が認定する指定自動車教習所などで行なっている高齢者講習同等教育課程(3号課程)、及び高齢運転者教育課程(4号課程)です。高齢者講習同等教育課程を修了すると免許更新時の高齢者講習が免除されます。ここでは高齢者講習同等教育課程(3号課程)を主軸に、高齢者への運転免許取得者認定教育について説明します。

高齢者講習同等教育課程の意義

高齢者講習同等教育課程の意義

高齢者講習同等教育課程は、公安委員会が認定する安全運転のための教育です。運転免許証は、早い人は16歳で免許を取得し、その後は更新時の簡単な講習のみを行なうという現状のため、自分の運転の技術や能力を見直す機会はほとんどありません。70歳を超えたドライバーの多くは、加齢に伴う視力低下や反応時間の遅れ、危機判断能力などの低下を感じています。高齢者講習同等教育課程はこのような高齢者の身体機能を、検査機器を使用して計測し、ドライバー自身が認識することでより安全でゆとりを持った運転ができるようにするための教育です。

高齢者講習同等教育課程の教育内容

70歳以上の高齢者の方は、運転免許更新時に高齢者講習を受講する必要があります。ただ、運転免許の更新6ヵ月前に高齢者講習同等教育課程を受けた場合は、更新時の高齢者講習が免除されます。高齢者講習同等教育課程は、更新時の講習と同等の扱いを受けており、講習内容も料金も更新時講習と同じです。講習は教習所内で行なわれ、運転適性検査器を使った適性検査や実際の自動車を利用した実技講習の他、交通規則などの学科講習が実施されます。また75歳以上の方には、予備検査として認知機能検査が行なわれます。講習料金は70歳以上74歳以下の方で5,800円、75歳以上の認知検査を受けられる方は6,000円となり、講習時間は3時間となります。

高齢者講習同等教育課程と高齢運転者教育課程の違い

高齢運転者教育課程は高齢者講習同等教育課程と同じく、高齢者への運転免許取得者認定教育の一環です。大きな違いは高齢者講習同等教育課程が受講後6ヵ月以内は高齢者講習が免除されるのに対して、高齢運転者教育課程は免除されない点です。そのため講習時間も高齢運転者教育課程の方が短くなっています。しかし、どちらの教育課程も高齢者のドライバーが安全運転に必要な身体的機能の検査などを行ない、実車による運転指導を行なうことが目的であり、試験ではありません。あくまでも、安全運転のための指導を行なうことが目的なので、講習の結果によって免許を取り上げられることはありません。