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日本人が海外で免許を取る場合



日本の免許取得は、世界最高クラスの難易度だと認識されています。そのため、より簡単な海外で免許を取得し、日本国内で使えたら良いのに、と考える人がいるかもしれません。しかし、そのようなことは可能なのでしょうか。

海外で取得して日本で国際免許を使用して運転

海外で取得して日本で国際免許を使用して運転

一番の近道は、海外で免許を取得し、その国で国際運転免許証の発行を受け、日本国内で運転できるようにする、という方法です。ただし、いくつか注意点があります。

ジュネーヴ交通条約加盟国の国際運転免許のみ有効

国際運転免許には2種類あります。「ジュネーヴ交通条約」に基づくものと、「ウィーン交通条約」に基づくものです。日本は「ジュネーヴ交通条約」の加盟国が発行した国際運転免許証だけが有効です(例外的に、2国間協定で有効な国もあります)。

メキシコで免許取得しても日本では乗れない

メキシコは、書類と手数料だけで運転免許を取得できるという、世界で最も免許を取得しやすい国と言っても過言ではありません。しかし、メキシコは「ジュネーヴ交通条約」に加盟していません。ですから、メキシコで運転免許を取得しても日本では運転できません(逆に、メキシコはどの国の運転免許も通用しますので、メキシコ国内は、日本で取得した運転免許で運転できます)。

「3ヵ月の滞在が必要」なことに注意

ある国で免許を取得して国際運転免許証の交付を受けても、免許取得後その国に3ヵ月以上滞在していないと、日本では国際運転免許証の効力は認められません。ある有名ゴルファーが、無免許運転になった騒ぎもそのためです。こうした点にも注意が必要です。

外免切替

海外で取得した免許を、国内の免許に切り替えることができます。これは国際運転免許証よりも効力があります。これを「外免切替」と呼びます。切替手続きは運転免許試験場で行なうことができ、必要な書類は海外免許の翻訳(JAF支部または大使館で行なう)があります。そのうえで、書類審査、学科試験技能試験が行なわれ、日本と同等の技能・知識があると認められる23の国、地域で免許を取得した場合は、技能試験を免除されます。免許取得が容易であるとされているアメリカやメキシコは、残念ながら免除の対象国にはなっていません。また、海外で取得した免許証の有効期限が切れていない、現地での免許取得後の滞在期間が3ヵ月以上あることなどが求められます。