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運転免許試験場[運転免許センター]とは/ホームメイト
運転免許試験場とは、免許の新規交付、更新、記載事項の変更などを行なう施設です。都道府県の公安委員会が管轄する施設で、各都道府県に1ヵ所以上設置されています。
全業務をこなすところもあれば補助的な試験場もある

運転免許試験場は、各都道府県に必ず1ヵ所ありますが、混雑を緩和するなどの目的でメインとなる試験上の他に補助的な試験場が複数設けられている県もあります。警察署の内部に設けられている試験場や、技能試験用のコースがない試験場もあります。また、運転免許を即日発行できる試験場もあれば、後日発行という試験場も存在します。
運転試験場の基本的な構成
運転試験場には、建物内に学科試験場や講習室、視力検査などの検査室、免許の更新、再交付、記載事項変更などの窓口があり、屋外には技能試験用の運転コースが設けられているのが基本的な構成です。その他、必要なスペースとしてロビーや飲食施設などの付帯施設が設けられています。違反者講習やペーパードライバー向けの講習に、ドライブシミュレーターなどの装置を導入している試験場もあります。運転試験場は広大な立地面積が必要なため、郊外に位置することも多いのですが、公共交通機関で簡単にアクセスできるように配慮されています。
情報化が進む試験場
2000年頃を境に、老朽化した運転免許試験場を建替えるケースが増え、情報関連設備も一新したケースが多く見られます。近年改築された運転免許試験場では、申請書類のOCR化や、合格者の電光掲示板表示(液晶モニター表示)など、情報機器の充実が目立ちます。建築デザインも工夫され、中には大分運転免許センターのように建築関連の賞を受賞するケースもあります。
周辺の風景は一変するのか
かつて運転免許試験場周辺には、申請書類関係の作成を請け負う「代書屋」が並んでいました。また、試験問題やコースを予想して販売する店も見られました。情報化が進んで、これらの商売は成り立たなくなってきたのかもしれません。しかし、遠方から来る人のための宿泊施設などは地方によっては根強く残っています。
出張運転免許試験場もある
離島を抱える都道府県などでは住民の利便性を考慮して、臨時に出張運転免許試験場を設ける場合があります。その場合、地元の警察署や自動車学校・自動車教習所と連携して業務を行ないます。
免許更新は警察でも実施する
免許関連の事務で、最も取り扱い数が多いのは免許の更新事務です。免許の更新事務については運転免許試験場だけでなく、都道府県内の警察署で行なうケースも多くあります。ただし、その場合は免許の即日交付ができず、後日交付となる場合が多いので運転免許試験場での即日交付を求める人が多くいます。